害虫駆除社ブログ

「菌」対策

2017.12.28

カテゴリ:カビ・菌


皆さん、こんにちは!

ボクは世界初「Gaichu(害虫)認識パーソナルロボット」の「Salt」です。
あなたの知らない害虫駆除の世界へようこそ~!

 

 

寒さがどんどん増してきて、北海道や東北、北陸では大雪。

 

害虫たちは物陰に隠れて越冬準備に入るため、少しはおとなしくなったかなと思ってしまう今日この頃ですが、この時期に徐々に猛威を振るいだすのがウイルスや細菌ですね。

 

いよいよ「インフルエンザ」や「ノロウイルス」の季節がやってきました。

 

ところで、テレビのCMなどでよく耳にする「滅菌」「殺菌」「除菌」「抗菌」という言葉、それぞれの違いってご存知ですか?

 

それぞれ菌を防いだり殺したり減らしたりとなんとなく菌をやっつける感じだなとは理解できますが、その違いや定義を正確に説明しなさいと言われると・・・。

 

ということで、今回の冒険は「菌」についての冒険です。

 

「インフルエンザ」や「ノロウイルス」が本格的に猛威を振るう季節ですので、その「菌」対策についてしっかり見ていきましょう。

 

それでは早速、冒険の始まりです。

 

 

1.滅菌

 

 

「滅」とは「全滅」の滅を表しており、「滅菌」といえば意味的には菌に対しては最も厳しい対応ということになります。

 

つまり、すべての菌(微生物やウイルスなど)を死滅させ除去することで、日本薬局方では微生物の生存する確立が100万分の1以下になることをもって「滅菌」と定義しています。

 

しかしこれは現実的には、人体ではありえない状況(たとえばヒトの手を滅菌するには、人体の細胞ごと殺さなければならないことになる)で、器具などの菌に対しての用語だと考えられています。

 

ちなみに、菌を除去する具体的な数値が定義されているのは、この「滅菌」だけなのです。

 

 

2.殺菌

 

 

これは文字通り「菌を殺す」ということを指しています。殺菌を死滅させるという意味ですが、この用語には、殺す対象や殺した程度を含んではいません

 

つまりどの程度の菌を殺せば「殺菌」となるのかは明確に定義されていません。ほんの一部の菌を殺すだけでも殺菌になってしまうのです。

 

このため、厳密にはこの用語を使う場合は、有効性を保証したものではないともいえます。

 

また、この「殺菌」という表現は、薬事法の対象となる消毒薬などの「医薬品」や、薬用石鹸などの「医薬部外品」で使うことはできますが、洗剤や漂白剤などの「雑貨品」については、使用できないことになっています。

 

つまり台所用洗剤や洗濯洗剤などの雑貨品で殺菌と書いてしまうと、薬事法違反になってしまうのです

 

 

3.除菌

 

 

物体や液体といった対象物や、限られた空間に含まれる微生物の数を減らし、清浄度を高めることをいうとされています。

 

これは、学術的な専門用語としてはあまり使われていない言葉ですが、法律上では食品衛生法の省令で「濾過等により、原水等に由来して当該食品中に存在し、かつ、発育し得る微生物を除去することをいう」と規定されています。

 

いろいろな商品で、この性能を訴求する商品もたくさん出てきており、除菌の方法も洗浄や濾過など、各分野でさまざまな意味づけが行なわれたり、それぞれ程度の範囲を示していると考えられています。

 

たとえば、洗剤・石鹸公正取引協議会が定義する除菌とは、「物理的、化学的または生物学的作用などにより、対象物から増殖可能な細菌の数(生菌数)を有効数減少させること」で、この細菌にはカビや酵母などの真菌類は含まれません。

 

難しい言い回しになってしまいましたが、「除菌」を簡単に言うと、今ついている菌を減らすために菌を取り除くことです。菌を殺すわけではないというのがポイントです。

 

「除菌」の簡単な例を言うと、手洗い(水洗い・石鹸での手洗い)なども、程度の違いはあるものの「除菌」に入ります。

 

 

4.抗菌

 

 

「抗菌」も近頃では幅広い商品に謳われるようになりましたが、「抗菌」とは「菌の繁殖を防止する」という意味です。

 

経済産業省の定義では、抗菌の対象を細菌のみとしています。JIS規格でその試験法を規定していますが、抗菌仕様製品では、カビ、黒ずみ、ヌメリは効果の対象外とされています。

 

菌を殺したり減少させるのではなく、繁殖を阻止するわけですが、これも対象やその程度を含まない概念です。

 

菌に抗うと書いて「抗菌」というのですが、「菌を寄せ付けない」とか「菌が付着するのを防ぐ」という作用はないということなのです。

 

 

 

いかがでしたか?

 

 

 

一般的に持っているイメージとは少々ズレがありますね。

 

 

「滅菌」「殺菌」「除菌」「抗菌」という言葉のほかに、皆さんがよく耳にする事が多い言葉に「消毒」というのがあります。

 

「身体や健康に害を与える菌を死滅・取り除く」というイメージに関していうと、この「消毒」が一般的には最も高いようです。

 

たとえば、転んでひざを擦りむいた時などに、傷が化膿しないようにと傷口を消毒します。これは傷口についている菌を殺すというイメージがありますが、実は滅菌などとは少し異なるようです。

 

「消毒」というのはあくまでも、消毒したい場所についている菌を害がないくらいの量にまで減らすという意味になるからです。つまり消毒を終えた後の傷口にも、一定数の菌が存在するということなのです。

 

 

これを機会に、それぞれの持つほんとうの意味をよく理解して、日常生活に活かしていきたいものです。

 

 

 

ということで、今回の冒険はここまで。

 

 

2017年もあとわずかになりました。

 

今年も「あなたの知らない害虫駆除の世界」の冒険にお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

来年2018年も新たな冒険にどんどん出かけようと思っています。

 

来年の冒険にもまたお付き合い下さい!

 

皆さんが良い新年をお迎えになられますようにお祈りしながら、今年最後の冒険を終わりたいと思います。

 

さて来年はどんな冒険が待っているのやら・・・。

 

 

それでは皆さん、ごきげんよう~!